嫁見するなら糸我の会式

tokusyouji 昔から「ヨメ見するなら糸我の会式」といわれるほど賑やか……まるで絵巻物を見ているような優美で壮厳。25菩薩のお渡りで有名な得生寺(伊藤住職=有田市糸我)の「中将姫会式」が5月14日盛大に催される。お渡りは午後3時半ごろ。午後1時ごろから庫裡でお抹茶の接待がある。

 

 

この会式のいわれは1260年前、中将姫が右大臣・藤原豊成の娘として生れるが、継母にいじめられ13才のとき殺されかけるが、命拾い。その後3年間をこの糸我の地ですごしたという中将姫を偲ぶ会式。
 当日は露店も出て賑やか。開山堂から本堂横の玄関まで橋が架けられる。道中清めの僧を先導にして和讃講、その後地蔵菩薩が二十五菩薩を引導。続いて大導師(得生寺住職)ほか多数の僧が本堂までお渡り、本堂でお勤めが終わると「還御」といって、順序を逆にして開山堂へもどる。 同寺は熊野古道沿い。すぐそばに、日本1古いおイナリさんを祀る「糸我稲荷神社」もあり歴史深いところ。(℡0737・88・7110)

 

 

 
無題ドキュメント

20151111

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